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シニカルなオリジナリティー

「ゲットできなかったー」と嘆いていた5月30日、朝日新聞夕刊の記事をメールで送ってくださる親切な方がいらっしゃいました。
某Sさん! ありがとうございました。お心遣い、凄く凄く嬉しかったです。
メールアドレスが入ってなかったので、ここでお礼を。

せっかくなので私だけが楽しむんじゃもったいないから、ここでも紹介したいな、と思いつつ。
さすがに全文はマズいかな?と、部分的に抜粋してUPさせていただきます。
↑のカテゴリもよく分かんなかったので一応「雑誌」扱いで。

5月30日 夕刊芸能面より『シニカルなオリジナリティー』
ステージ ポリシックス

 最新作『ナウ・イズ・ザ・タイム』の海外発売に合わせた、米英ツアーを終えたポリシックスの凱旋公演を見た(14日、東京・渋谷AX)。
 自分たちが生まれた70年代末に流行したニュー・ウェイブを、10代の頃に“再発見”し、97年に結成した4人組。米バンド「DEVO」をまねた作業着風の衣装に、バンド名の元になっているシンセサイザーや、ボコーダーといった70年〜80年代に一世を風靡した機材を多用して、コンセプチュアルなスタイルを貫いている。
 細かいこだわりは、懐古趣味あるいは様式主義にも見えるが、むしろそれらへの批評性を含んだ、シニカルなオリジナリティーと言えよう。
(中略)
 メンバーそれぞれのキャラを際立たせ、バンドの多面性をわかりやすく伝える。こうした芸風は、海外でのライブ経験も積むうちに、磨かれたものだ。
 結成当時から、既にアイコンとなっていたニュー・ウェイブを、バンドのフレームにすることで個性としてきたが、結成10年目を目前としてみると、彼ら自身が歴史になってきているようだ。
 ニュー・ウェイブを知らない観客は、ポリシックスの発散するユニークなエネルギーと受け止め楽しんでいる。子供っぽいパロディから、大げさに言えば歴史の検証者となり、更に自分たちがその対象にならんとする時期に来ている。
 そこでどうするか。今後の彼らには、新たな視線を向けてみたくなった。
今井智子・音楽評論家)

読んでびっくり。そうか、朝日新聞といえば…今井智子さんの記事だったんですね。私の好きなライターさんの一人です。(本命バンドでもお世話になってるんですよ(笑))
いわゆる音楽雑誌のLIVEレポとはちょっと違った感じで、ポリを知らない一般の人にも分かりやすく、かつ冷静な分析で…うん、これは読めて嬉しかったな。
そう。POLYSICSはもうすぐ結成10周年なんですよね。だってハヤシ君の高校の卒業式の予行練習の日が初LIVEだったんだもんね(笑)。
そんなハヤシ君も今年で28歳になるんだもんね。
まだまだ若いバンドだとは思ってるんだけど。でも10年って大きいよね。
10周年記念って何かあるのかな?なんて思ったり。
<渋谷AX最高!>といったLIVE評ではなく、凱旋公演を見ての今のPOLYSICSの印象、位置付け、そして今後のPOLYSICSにますます期待、といった感じで。
うん、こういった文章は久々なので嬉しかったです。
今井智子さんありがとう。そしてメールくださった某Sさんも本当にありがとうございました。