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上田現 UEDA GEN TRIBUTE LIVE「キコエルカイ」

上田現 UEDA GEN TRIBUTE LIVE「キコエルカイ」
【場所】日比谷野外音楽堂
【日程】5月5日(火・祝) OPEN 16:15 / START 17:00
【出演】伊藤ふみお、ELE、東京スカパラダイスオーケストラ元ちとせPOLYSICS水戸華之介宮沢和史THE BOOM)、 LA-PPISCH(※五十音順)

雨の日比谷野外音楽堂。お客さんは皆カッパ着て白装束。遠くから見たら何かの宗教団体か、上田現被害者の会みたい(笑)(水戸さん談)
普段ポリのLIVEではスカートとかアクセサリーとかつけれないから、今日はいつもと違った服装で見よ〜と思ってたんだけど、はっきり言って全く意味ありませんでした(照笑)
夜になると気温もどんどん下がってきたけど、それでも5月の東京の気候だったからか、耐えられないような寒さでなかったのが救い。
雨の中待つのが嫌だったのでわりとギリギリに入場。するとステージにはQ太郎さんの姿が。 この時点で、トップはポリなんだと確信。ヤバイ、まだ心の準備が。

5時定刻にまずは司会者の挨拶。「愛し合ってるかーい!?」客席「イエー!」
いきなりキヨシローネタですね。そしてMAGUMIが登場。
「これからもこうやって一年に一度、みんなで現ちゃんを思い出すために、そして現ちゃんを忘れないために、みんなで集まりたい」とか。
なるほど、これは毎年恒例行事にしたいわけですね。

基本的には当日色々書いたので、ここではそこに書けなかった事を。
http://d.hatena.ne.jp/shizu1002/20090505
司会者に紹介されて、いつものようにダッシュで登場のリーダー。しょっぱなで転ぶ。でもこの転びは明らかにわざと(笑)。その後のシーラカンスでの転倒はマジごけだったけどね。
「こんばんは!POLYSICSでぇーーーーす!!!!」といつものご挨拶。お客さんの反応が薄い。とてもじゃないが、今日は「トイス!」の挨拶をする雰囲気にならない(笑)。リーダーが、がんばれー!(心の声)
「今日はこのイベントに呼んでもらえて、非常に光栄でーす!!」
それでも曲が終わると拍手は起こるし、みんな「なるほど、こんなバンドがいるんだな」って感じで聴いてくれてた感じ。
でも思えば、最近のポリはワンマンはどこ行ってもお客さんいっぱいで、フェスでもいつも大人気で。だからこういった環境のLIVEはとても珍しいかもしれないので、それはそれで面白かったです。
どんな場所でもどんなシチュエーションでも、POLYSICSはいつものPOLYSICSでした。まぁ、5曲の短い時間なので、あっという間でしたけど。20分くらい?
『歌姫』の前にMC。「レピッシュを知ったのは小学生の時で。夜のヒットスタジオってTVで走り回るメンバーを見て、なんだこれは!?と衝撃をうけてね。次の日『KARAKURI HOUSE』を買いに行って…僕が買った時はもう特典のTシャツはなかったんだけど(笑)今日はそのアルバムに入ってて、トリビュートアルバムにも参加した『歌姫』を…」DEVOの前座を思い出すカミカミのMC(笑)。ハヤシ君の緊張っぷりが伝わってきます。
ここで恭一さん登場。
「LIVE前、恭一さんに「ハヤシ君、雨の野音のステージは滑るからね」って言われてたんですけど、本当でしたね(笑)」とかなんとか。
「では…いいですか?」とメンバーと顔を見合わせて『歌姫』。この時点でもの凄い緊張感(笑)。
真剣に心を込めて歌ってるのが伝わってきました。ポリで、ここまで直球の歌モノのスローな曲はまずありません。歌詞も全然飛ばなかった。
CDと同じアレンジのまま、ピコピコの部分はシーケンスではなく、カヨちゃんの手弾き。ドラムもベースもやっぱり生音のが断然良い。更にハヤシ君の口笛なんてあるから感動する。
最後のフェイドアウトする部分も一緒。恭一さんはエフェクターを抱えてつまみを調節して再現してました。
もともと、トリビュートアルバムを聴いた時点で、『歌姫』をLIVEで聴けるなんて全然想像してなかったし、今後も聴ける機会があるのか分からない。
雨は大変だったけど、今日来て良かったなーと心から思いました。
余談だけど、この日の「できぬかな」のタイトルどうするのかなってちょっとだけ思ったんだ。さすがに「〜OR DIE!!!!」はつけれないよね。

同じ5曲でも時間はスカパラのが少し長い。
私は今回で見るの3回目。何気に縁のあるバンドです。
しかも毎回選曲が違うから楽しい! 全員ブルーのスーツがまぶしいです。
そしてポリではポカーンだったお客さんもこのあたりから、徐々に動きが出てくる。
多分レピッシュスカパラなら、多少ファンはかぶってたんじゃないかな?
日本のスカのジャンルを引っ張ってきた2バンドですから。

学生時代、レピッシュ大好きだったというまちゃまちゃ。しかしレピッシュ好きな仲間は全然いなくて唯一、氣志團の團長だけだったと(笑)。(だんちょとまちゃは同級生なのよね)
「みんなそうだったんじゃない?」と問いかけ。う〜ん、確かに…。
初めて買ったアルバムは『KARAKURI HOUSE』。ハヤシ君やダイノジもこれだったし、もしかしてこのアルバムが入り口のファンって多いのかな?

しかしこの2バンドだけで既に1時間以上経過。セットチェンジでどうしても時間がかかるからね。まだ残りのアーティストかなりいるんだけど、時間足りるのかな?と心配になる。
結果的に、残りはレピッシュ以外のアーティストは1〜3曲だったのでした。うわあ、やっぱりポリ、恐れ多いなーと感じる(笑)。

  • ELE
    • お祭り

レピッシュ以外で、この日一番印象に残ったバンド。演奏、凄く良かったです。
もっとELEのメンバーで現ちゃんの曲聴きたかったな。
ボーカルの人、現ちゃんと声が似てる??違和感がなくてビックリしました。
バンドの雰囲気も、あと衣装の短パン(笑)もいいなー。

全身白いスーツで、笑顔が素敵なふみおさん。
演奏はELEのメンバー。なるほど、アーティスト毎に楽器隊が変わるわけではないんですね。それなら時間の心配もないと気付く。
時間があまり取れない状況で、ソロアルバムを現ちゃんと相談しながら作った思い出。ある曲では現ちゃんからの指示で歌詞を全部書き直した事もあったり。
とても苦労したけど、これが最初で最後のアルバムになってしまった。とても残念そうに語ってました。
歌声はとても優しく、染みる楽曲でした。

こちらも演奏はELEのメンバー。白いひらひらの衣装に大きく長い首飾り。
実は私は3月にも彼女のLIVEを見てるのですが、その時の方が声の調子が良さそうだったかな?
それでも、さすがの存在感ある歌声でしたが。
現ちゃんと特にゆかりのあるアーティストなので、3曲で終わったのは意外でした。やっぱりポリ、恐れ多(略)

ここでまたELE。途中から、やけに現ちゃんの声に似てるなーと思ったら、現ちゃんのボーカルも同時に流してました。な、なるほど…。これはグッとくるなぁ…。
ELEにしかできないステージだな、と感動。

まずはエアギター披露。あら、生で見れちゃった。
このエアギターのジャンプもMAGUMIのジャンプを意識してるとか。ほんまかいな。
学生時代、もともと大地が好きなバンドで、その後大谷が教えてもらい二人が大好きになったバンドがレピッシュ
「KARAKURI HOUSEの特典のTシャツを貰ったのはいいけど、サイズがワンサイズしかないんだよ。オレが着るとだんだんノースリーブになるんだよ!」と大地。
「現ちゃんとは一度、ラーメン屋で相席になる事があって、でも話しかけれないからじーっと見てたら現ちゃんに舌打ちされたと(笑)。それをその後渋谷AXで話したら笑ってくれた、と」と大谷の話。
あと「『美代ちゃんの×××』って曲があって、その×××の意味が分からなくて、同時期にBUCK-TICKの『SEXULAL×××××』って曲を見て、×××って、ヤバい言葉なんだ!とそこで気付いた」というエピソードも。
わはは。まさかここでB-Tの名前が出るとは。

当然というか、一番盛り上がりました。それまで大人しかった私の付近のお客さんも一気に動き出す。皆さん、レピッシュファンだったんですね(笑)。

OUR LIFE
CONTROL
タンポポ(Toys II)(with 宮沢和史THE BOOM))
リックサック
HARD LIFE(with TAKUYA(ROBO+S))
さくらさくら
ハーメルン
サイクリング(with 水戸華之介)
MATSURI365
Magic Blue Case
美代ちゃんの×××

EN
プレゼント
パヤパヤ(全員)

凄く盛り上がるステージ! 本当に本当に楽しかった。
私も知ってる曲がほとんどだったので、アガリましたねー。
『リックサック』の振り付けも楽しい! この曲も楽しいね。ランドセルより好きなんだ♪
今回は現ちゃんの曲にこだわる事なく、お祭り感覚で楽しむって感じだったようで。
現ちゃん在籍時のレピッシュの曲をやってたようです。
宮沢さんや水戸さんはレピッシュの時にゲストで一曲だけの参加でした。大御所の方々だけに、少しもったいない気もしつつ。
タンポポ(Toys II)」で登場した宮沢さん、短パンだよ。衣装が可愛い。若いな〜(笑)!
見てたら、本命ちゃんもまだまだ短パンいけるんじゃね?と思ったり(何の話)
そして、何故か告知なしで登場のTAKUYA! びっくりしたー。久々見たけど、昔(ジュディマリの頃)のまんまでした。
「さくらさくら」で現ちゃんの話。
現ちゃんは本当に桜が大好きで、桜の季節になると現ちゃんを思い出す、と。
今年、みんなで花見をしたらその日だけ無茶苦茶寒くて(笑)でっかいレジャーシート用意したのに、みんな火の前から動かなかったというエピソード。
そこから『ハーメルン』の流れも泣けるな〜。現ちゃん曲の中でも名曲だと思います。
そして水戸さんを呼んで『サイクリング』。
トリビュートに近い形で、オーケンのパートをMAGUMIが歌う形。これも盛り上がりましたねー。
そこからMATSURI〜。Magic〜、そして美代ちゃん、と一気にテンションが上がるステージ。
正直、このへんは雨も忘れて踊ってしまった。『Magic Blue Case』は昔から好きな曲なのよ。(現ちゃん曲じゃないけどね)
恭一さんが雨に塗れたステージを何度もわざと滑ってて笑えました。
『美代ちゃんの×××』はレピッシュのトリビュートアルバムでポリがカバーした曲でもありますね。LIVEだとかなり盛り上がる曲ですね。オイオイ!とジャンプジャンプ!

時間も押してたからか、あっという間にアンコール。1曲目は『プレゼント』。
レピッシュ初期の名曲。トリビュートの民生バージョンも好きだけど、やっぱMAGUMIの声は凄くハマってるんだよな。聴き入ってしまいました。
そして最後は全員集合。テントで見てたハヤシ君とフミちゃんも、いつの間にかいなくなってた。
『パヤパヤ』でみんなで大騒ぎ!!!! 演奏しないゲストミュージシャン達も大暴れ!
私服でステージに立つポリメンバーも貴重かも。カヨちゃんだけ姿が見えなかったけど?? ハヤシ君一人でやたら高速の動きしたり、マラソンダッシュの動きしたり面白くて目が離せない(笑)
ファンの手の振りも楽しかった。片手でパヤ、もう片手でパヤってやるのね。(この文章では分からん)
私がレピッシュを知ったのは、もちろんこの曲でした。懐かしいな。
そして凄く楽しかった。
しんみりした雰囲気も、雨も忘れてはしゃいでしまった。

こんなに楽しいLIVEバンドなのに、レピッシュは今後の活動予定は全くないんですね。
LIVE前に貰ったフライヤーには、メンバーそれぞれのソロ活動のLIVE予定が書かれてた。
レピッシュもっと見たい!って思ってるファンがたくさんいると思うんだけど。
現ちゃんが残したレピッシュの曲を、もっともっと聴ける場所があればいいのにな。
やっぱガンガン活動するのは難しいのかな…。

これから。
毎年、この企画が恒例行事になるのかもしれない。
それはとても素敵な事だと思う。
これからも現ちゃんの事を忘れないために。一年に一度はこうやってみんなで現ちゃんを思い出して、現ちゃんが残した音楽を歌う場所があったら、ファンも幸せなんじゃないかな。
私もこのイベントに参加できた事、忘れないと思う。
現ちゃん、ありがとう。あなたの残した音楽、これからも聴き続けます。


<ナタリー - 雨の野音を感動に包んだ!上田現トリビュートライブ>
http://natalie.mu/news/show/id/16244
<LIVElog/@ぴあ 上田現 UEDA GEN TRIBUTE LIVE「キコエルカイ」 @日比谷野外音楽堂
http://blog.pia.jp/livelog/2009/05/8_uedagen.html